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対数関数

対数関数

% $a$ を $1$ と異なる正の定数とする。 このとき, $x>0$ に対して定義される関数 % \begin{align*} y=\log_{a}{x} \end{align*} % を $a$ を\ommindex{底}{てい}とする \ommindex{対数関数}{たいすうかんすう}という。 対数の定義から % \begin{align*} \log_{a}{a^x}=x , \quad a^{\log_{a}{y}}=y \end{align*} % であるから, $f(x)=\log_{a}{x}$ と $x=a^{y}$ は逆関数である。

対数関数のグラフ

% $a>1$ のとき, 対数関数 $y=\log_{a}{x}$ は次の性質をもつ。 % \begin{enumerate} \item[(1)] 点 $(1,0)$, $(a,1)$ を通る。 \item[(2)] 全区間で単調増加であり, $x$ の値が限りなく大きくなると $y$ の値は限りなく大きくなる。 \item[(3)] 全区間で上に凸である。 \item[(4)] $y$ 軸が漸近線である。 $x$ が限りなく $0$ に近づくと $y$ は限りなく小さくなる。 \item[(5)] $y=\log_{a}{x}$ と $y=a^{x}$ のグラフは直線 $y=x$ に関して対称である。 \end{enumerate} % %

応用例

  • 情報量 (情報理論)
  • 管型反応器の2次反応による反応器体積と反応率 (反応工学)
  • 活性化エネルギー (指数関数) (化学工学)
  • 熱力学の第二法則(12) 混合におけるエントロピ変化 (熱力学 (V-A-4 熱流体))
  • レイノルズ数と摩擦係数 (べき関数) (化学工学)
  • 熱力学の第二法則(19) 理想気体の有効エネルギ (熱力学 (V-A-4 熱流体))