適用レベル
難易度: ★★★
次の問いに答えよ.
$(1)$
物体が直線運動をするとき、動いた距離と動くのに要した時間の比を$(\ a \ )$という.
$(2)$
物体が直線運動をするとき、単位時間における速度の変化率を$(\ b \ )$という.
$(3)$
図はピストンが往復運動する内燃機関を示している.
クランク軸は角速度$\omega$で回転するのに対し、ピストンは並進運動を行う.
クランクの半径$R$、コネクティングロッドの長さ$L$、クランクの回転速度$\theta=\omega t$、コネクティングロッドと$x$軸がなす角度を$\phi$とするとき、ピストンの変位$x$をクランクの回転角度$\theta$の関数として表せ.
ただし次の近似を使用して求めること.
\[
\sqrt{1-\left( \frac{R}{L}\right)^2 \sin^2\theta}\
\fallingdotseq\
1-\frac{1}{2}\left( \frac{R}{L}\right)^2 \sin^2\theta
\]
%=image:/media/2015/01/22/142193177198027800.png:
$(4)$
$(3)$で求めた変位の式を時間$t$で微分し、ピストンの速度$v$を求めよ.
$(5)$
$(3)$で求めた変位の式を時間$t$で2回微分し、ピストンの加速度$a$を求めよ.
$(6)$
$R=50\ \rm{mm}$、$L=200\ \rm{mm}$、$\omega=100\ \rm{rad/s}$、$\theta=45^\circ$のとき、速度と加速度を求めよ.
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